こんにちは!不妊治療中の主婦マリー(@yutori_shuhu)です。
38歳で不妊治療を始めた私が、ほぼリアルタイムで更新しています。(最近ちょっと遅れ気味)
通院1回目から読む場合は下記のリンクからどうぞ!

今回の記事は19回目です。
子宮筋腫&内膜症を摘出するため5泊6日で入院しました。その入院生活初日の様子をお伝えします。
これから似たような手術を受ける人のお役に立てればうれしいです。
Contents
入院1日目 断食&点滴スタート
入院初日にしたことをなるべく時系列に記録します。
私は生まれて初めての入院&手術に対して不安8割、好奇心2割といった心境でした。
(1歳の頃に入院したらしいですが、もちろん記憶にありません!)
入院手続き
指定された朝9時半に総合病院にて行き、入院の手続きをしました。
- 健康保険証
- 診察券
- 入院誓約書
- 限度額適用認定証
私は夫の扶養に入っているため、入院が決まってからすぐに夫にお願いして限度額適用認定証を申請してもらいました。
入院前にギリギリもらえたので初日に提出。
でも支払いは退院日なので「入院中に提出すれば大丈夫」と事務員さんは話していました。


この日は夫がつき添いできなかったため、実家から母が来てくれました。
寝巻きやタオルなど必要最低限のものは、病院のレンタルパックを利用したので、持ち物は最低限です。
詳しくはこちらの記事で紹介しています↓



病棟への案内してもらうのを待合室で待っていると、30分ほどでスタッフさんが迎えに来てくれました。
なんだか慌ただしい様子で「病室が変更になって、周産期センターになりました」と告げられまいS田。
この病院の一般の病棟は古くてボロボロ。すき間風が入ってくるような建物です。
入院患者さんは妊婦さんが多く、赤ちゃんの元気な泣き声が響いていました。
周産期センターに着いてもすぐには病室に入れず、分娩室で待つことに。
この間、お腹が空いたので母が持ってきてくれたシャインマスカットを2~3粒つまみました。
母は分娩室を見て「今はこういう普通のベッドみたいなところで産むんだね~。私の時は手術室みたいな部屋だったよ」と驚いていました。
病室&丸2日の断食開始(絶食)
病室に案内されると2人部屋でした。
私のベッドは窓側で日当たりがよく、外の景色を見て不安を紛らわせられたので助かりました。


同室の女性は妊婦さんではありませんでした。
50代で、私と同じく婦人科系の疾患がある方。お子さんはいません。
気さくな女性で話しやすく、入院中は2人でけっこうおしゃべりしました。
さて、病室に入るととりあえずベッドで待機です。
手首には防水のリストバンドが巻かれました。
私はお腹が空いてしまいました。
お昼ごはんまで待てないと思い、母にパンか何か買ってきてもらうように頼みました。
私自身は診察でいつ呼び出されるかわからないため、病室から離れられません。
ところが!看護師さんから衝撃のひとことが・・・
ガガーン!
この時のショックと言ったら・・・
この日の朝食はプロテインを飲んだだけ。
かろうじてブドウを数粒食べたけれど、胃袋はほぼ空です。
入院生活のスケジュール表を見て、初日は昼まで食べられると理解していました。
勘違いなのか~!
手術は翌日の午後。無事に終わっても入院3日目の朝食までは食べられません。
初日の夜までは少し水は飲んでもいいそう。
でも翌朝からは水も飲めないんです!
実質丸2日間の断食、というか絶食です。
よし、こうなったら断食道場に来たと思って、前向きな気持ちで胃腸を休めよう!
断食道場に行ったらけっこう高い。それが入院と同時にできるなんてラッキー★
無理やりそう思うことにしました。
これから入院される方は、ご飯を食べられる期限をしっかり確認しておくことをおすすめします!
点滴の管を入れるのが案外痛い


点滴の管を、手首の外側の血管に入れてもらいました。
点滴の管って、思ったよりも長いんですね!
たぶん5㎝くらいは血管に入っています。
写真でもおわかりいただけると思いますが、太いので入れるのが大変。
1発では入らず、内出血で黒くなってしまいました。
もちろんなかなかの痛さ。
そうなんです!
点滴の管は手術前~手術中~手術後も差しっぱなしです。
ひじが曲げられないと、トイレやシャワー、起き上がるのも大変。
なんとか看護師さんの頑張りと技術で、さしつかえのない場所に入れてくれました。
あきらめないでもらえて、ありがたかったです。
管が入ってしまえば、もう痛くはありません。


点滴の袋を下げたスタンドを引いて歩くと、元気な私も急に入院患者らしい気持ちになりました。
点滴から水分と栄養を補給しつつ、絶食に耐えます。
また、常用している橋本病の薬を看護師さんに渡しました。
医師に確認してもらい、入院中も継続して飲むことになりました。
手術前のアンダーヘアのお手入れ
点滴を入れた後は、引き続き看護師さんに下の毛も剃ってもらいました。
本当は剃ってから入院しようかと思っていましたが・・・
病院で事前に「自分で剃っていいですか?」と尋ねたところ
「こちらで剃るので大丈夫です」と回答を得たので、あえて剃りませんでした。
「変な剃り残しがあって手術の迷惑になったら嫌だな」という不安もありました。
剃られたのはお腹側だけ。恥骨の少し上くらいまでです。
あとは残してくれました。
剃った後生えてくる毛はチクチクして痛いはず。
全部剃らないで済ませてくれるのは、ありがたいですね。
医師の診察
医師の診察を受けました。
事前にこの病院を訪れた時に診察してくれた医師ではありませんでした。
総合病院なので、シフトが当たっている医師が診察します。
不安なこととして「まだ執刀医を知らない。会っていない」ことを伝えました。
すると、あとで病室に女性がやってきました。
めちゃめちゃ若い女性です!
ええ~!学生?高校生みたいな若さ・・・話し方も幼い感じです。
病院のホームページの医師紹介欄には掲載されていない顔でした。
研修医のようです。
内心では驚きましたが、表情には出さないようにしました。
なぜかというと、私自身が若いころに年齢でナメられるのが嫌だったからです(笑)
若くても腕のいい人。
若いからこそ勉強熱心で一生懸命手術してくれる人。
そんな人かもしれません。
私は、ただ筋腫を取る患者ではないですよ~。
妊娠希望の患者だから、なるべく術後に妊娠しやすい体にしてほしいですよ~。
という感じで伝えました。
ベッドの横にしゃがみこんで教えてくれる医師。
なんだか疲れて見えました。
研修医も大変なんだろうなあ。
もしかしたら手術が続いて立ちっぱなしで、疲れているのかもなあと思いました。
手術の際は、普段通っているクリニックの医師も立ち会ってくれます。
今はこの先生の腕を信じよう。
むしろ、研修医をつけるくらいには簡単な手術を受けるんだと自分に言い聞かせました。
麻酔科で説明を受ける&硬膜外麻酔が怖い


麻酔科へ行き、医師から麻酔に関する説明を受けました。
私に使われる麻酔は2種類。
全身麻酔と硬膜外麻酔(こうまくがいますい)です。
硬膜内麻酔は、脊椎のまわりにある硬膜という膜の外側に麻酔薬を注入する方法です。
そのために背骨のすき間にカテーテル(細い管)を入れます。
これを入れっぱなしにしておいて、必要な時に麻酔薬を流せば痛みが軽減されるのです。
https://twitter.com/yutori_shuhu/status/1181407364123000832
私は、妹と父から「下半身麻酔が激痛だった」という経験を聞いていたため、同じように痛かったらどうしようと不安でいっぱいになりました。
うう・・・もうまな板の上の鯉。身を任せるしかありません。
長い夜 生まれて初めて病院で一夜を明かす・・・
https://twitter.com/yutori_shuhu/status/1181403236479012864
日中は説明を受けたり診察を受けたりと、慌ただしかったです。
でも夜になると、夕食もないし点滴であまり動けないしで手持ち無沙汰になりました。
iPad miniにダウンロードしておいたドラマを見て空腹を紛らわします。
大好きなグレイズアナトミーのシーズン13を全部ダウンロードしてきてよかったです。
AmazonPrimeビデオで見られます。
だけど、医療ドラマなのでどんどん人が死んでいきます(汗)
入院生活で見るべきドラマではなかったかも!?
#入院日記
キーボードの音が響くのでブログ書けず
本を読む
空腹の峠は越したかも
下剤と胃薬飲む
21時消灯
グレイズアナトミー13の6話まで見る
赤ちゃんの泣き声に癒される— マリー@北の国から23w初マタ39歳 (@yutori_shuhu) October 8, 2019
夜9時には消灯になるので、それまでに歯を磨いて寝る準備をしました。
手術の5日前から飲むように処方されていた下剤も残り1錠。飲みました。
結局眠りにつけたのは、夜中だったと思います。
夜の間も看護師さんたちが見回りにきて、点滴の袋が空にならないようにメンテナンスしてくれていました。
はあ~、至れり尽くせりで感謝です。
まとめ・感想 けっこう忙しかった入院初日


入院初日は初めてのことだらけ。
言われるがままに移動したり説明受けたり、処置を受けたりとバタバタでした。
硬膜外麻酔に対してやたらと不安が膨らみますが、寝るしかありません。
若い医師にも若干の不安が・・・これも寝るしかありません。
ぼう~っとしていると、不安よりも感謝の念が強まってきました。
こうして医療を受けられる国にいることに、感謝の念が湧いてきたんです。
- 今のところ私にとって命にかかわる病気ではないのに手術を受けられること
- 痛くないように、麻酔を2種類も使ってくれること
- 傷が小さくて済む腹腔鏡手術を受けられること
- 入院できて、きれいなベッドで眠れること
- 健康保険があること
もし生まれる国が違っていたら、どれも享受できなかったかもしれません。
本当に日本に生まれたことに感謝です。
なんだか壮大な話になってしまいました。
次は手術当日についてです。
硬膜外麻酔の傷みはどうだったか?
術後はどんな体調だったか?
記事にしていきますね。
続きの記事はこちらです↓


