アラフォーの不妊治療

アラフォー不妊治療28【最終回】38歳で妊娠、39歳で出産。

最終回38歳で妊娠、39歳で出産の記事タイトル画像

こんにちは!ゆとり主婦になりたいマリー(@yutori_shuhu)です。

38歳で始めた不妊治療の記録をさかのぼってブログにしています(開始当初はほぼリアルタイムでしたが、入院するあたりから記事にするのが遅れてしまいました)。

2020年7月現在、私は39歳で妊娠6ヶ月です。

28記事目となる今回で、アラフォー不妊治療の記録は最終回になります。

これまでの妊活や不妊治療を振り返って、今の気持ちをつづりたいと思います。

マリー
マリー

妊娠記録はブログを別にしたいと思い、無料のアメブロに書いています。こちらもお読みいただけるとうれしいです。

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胎嚢、心拍、ひとつひとつハードルを越えて

前回、クリニックで陽性判定が出ました。

それからは不安にかられて検索魔になり、子宮外妊娠ではありませんように、流れませんようにと祈る日々でした。

それから4日後。

エコー検査の結果、胎嚢が確認できました。

妊娠4週5日目という計算になりました。

マリー
マリー
一瞬ほっとしたものの、まだ赤ちゃんがいる実感がわかず、引き続き不安でいっぱいでした

次のハードル、心拍の確認もでき、クリニックから自治体から母子手帳をもらってくるように指導を受けました。

その後、つわりに苦しんだり、新出生前検査を受けるか悩んだり(受けないことにしました)しながら、あっという間に6カ月が経ちました。

22週の壁を超えて、今に至ります。

橋本病の薬も飲みながら

私は甲状腺の機能が低下してしまう橋本病です。

つわりで吐くこともあって、薬がうまく摂取できなかったのか、妊娠初期は甲状腺ホルモンの数値が少し悪化しました。

そのため、橋本病の薬であるチラーヂンの量が増えました。

チラーヂンS錠

37.5㎍→50㎍(妊娠判明後)→62.5㎍(妊娠13週)

妊娠を維持するために必要らしいので、毎日欠かさず飲んでいます。

今は数値が安定しています。

自分の妊活・不妊治療を振り返って

私は、クリニックに通い始めてから1年足らずで妊娠しました。

他の人からみたら順調で、楽な方だったのだと思います。

でも、大変だった人と比べたり気を遣ったりせずに言えば、やはり辛い日もありました。

妊活のスタート地点は36歳

そもそも36歳での結婚。

スタート地点が遅いです。

しかも夫は10歳年上のアラフィフ(現在49歳)です。

自分自身も子どもが欲しかったし、もちろん夫も望んでいました。

その分「早く授からないとタイムリミットが来てしまう」という恐れとの戦いになりました。

時間がない女性

この頃、20代やアラサーで結婚相手に巡り合えた人は幸運だとうらやましく思っていました。

だって、女性の妊娠しやすさは35歳以降でガクンと下がってしまうから。

アラフォーの私とはスタート地点が違います。

知れば知るほど若い方がいいというのは実感しました。

でも、仕方がないんです。

私が夫に出会ったのは30代後半だったのだから。

 

そんな中、結婚してすぐ、仕事のストレスからうつ病を発症し、投薬のため妊活できない期間がありました。

ますます不安や焦りでいっぱいになりました。

その後、妊活を解禁して、排卵検査薬や基礎体温を頼りながらタイミングをとっても毎月ガッカリするばかり。

カレンダーと砂時計

不妊治療について調べたものの、田舎なので病院が少ない。

症例が豊富で、精子凍結や顕微授精までできる病院は地域にありませんでした。

いったい、何からスタートしたらいいのか悩みました。

「不妊治療って、楽しいよー!」に驚く

ある時、不妊治療でふたりの子どもを授かった友人と話す機会がありました。

「不妊治療って、楽しいよー!」

私はびっくりしました。

本当に、治療の過程を楽しそうに話す友人。

シロツメクサ

車で半日かけて不妊治療クリニックに通ったこと。

2人目の時は胚盤胞がすごくきれいだったこと。

1度、試しに全身麻酔をしないで採卵したら医療ミスかと思うくらい激痛だったこと。

200万円以上かかったこと・・・

どれもおもしろそうに、目をキラキラさせながら教えてくれました。

 

不妊治療には「辛い」「痛い」「お金がかかる」などのイメージを持っていた私。

その意識が切り替わりました。

まず、一歩踏み出してみよう。

悩んでいる間にも、卵子が減ってしまいもったいない。

行動あるのみ!

できることから始めようと、地元の不妊治療クリニックの門をたたきました。

そこは人工授精までしか行っていない小さなクリニックでしたが、通いやすさを優先しました。

不妊治療をラクにしたくてブログに書いた

こうして始めた不妊治療。

友人のように楽しみたかったのですが、私は子どもの頃から極度に痛みに弱いタイプ。

検査で涙を流すこともありました。

そんな中、

辛さを吐き出したい。

経験を残したい。

もし子どもができなくても、不妊治療を意味のあるものにしたい。

そう思ってブログの記事にするようになりました。

楽しめるとまではいきませんでしたが、辛さを緩和させることには成功しました。

また、記録を残すことで自分の頭を整理する助けにもなりました。

アラフォーには検査が大事だった

私がおよそ1年で妊娠できた理由を考えました。

もちろん妊娠には体質や運の影響が大きいと思います。

それ以外で、不妊治療として考えた時に重要だったのが検査です。

説明する医師

20代で時間がたくさん残っているなら、検査は最低限にしてまずはタイミング法を行ってもいいかもしれません。

ある程度タイミング法を試して授からなかったら、それから検査しても間に合う可能性があります。

でも、40歳に近づきつつある私には時間がなかった。

だから、医師に自分から検査したいと申し出ることもありました。

いくらタイミング法や人工授精をしたって、卵管がつまっていたら妊娠は難しいですよね。

私のように甲状腺の機能に異常があって、妊娠しにくい体質の人もいるかもしれません。

だからこそ、血液検査、子宮鏡検査、子宮卵管造影検査(手術)・・・

小さいクリニックでもできる検査はすべて受けました。

大きな病院なら、もっとさまざまな項目を検査できるでしょう。

不妊の原因を調べ、ひとつずつつぶしていく。

それが遠回りに見えて近道になると感じています。

不妊治療について情報収集を継続

妊娠した後も、私は不妊治療について情報収集を続けました。

本を読んだり、経験者のブログを読んだり。

なぜかというと、自分はもし腹腔鏡手術後にタイミング法で授からなければ、ステップアップを考えていたからです。

自分はたまたま運が良くて、妊娠できただけ。

人工授精、体外受精、顕微授精・・・もっと知っておきたいと思いました。

 

また、不育症や男性不妊など、さまざまな不妊原因についても調べました。

そして考えたことは、不妊治療の保険適用や助成金の条件緩和です。

子どもがほしいと願い、治療すれば授かれる体がある夫婦。

それなのに、もしかしたら経済的な理由で、不妊治療ができないかもしれない。ステップアップできないかもしれない・・・

これだけ「少子化が問題だ!子どもを欲しいと思える環境を!」と叫ばれる中で、もったいないじゃないですか。

新芽

確かに、身体的に生きるか死ぬかの問題ではないかもしれません。

でも、手が届く金額で治療できて、病院が違っても一定以上の品質の治療を受けられる社会になってほしいです。

まとめ 不妊治療で広がった視野

妊娠後もハードルをひとつずつ超え、不安と戦っている状態です。

振り返ると、不妊治療をしていた1年間は私を成長させてくれました。

うつ病の時もそうだったのですが、やはり経験してからは考え方が変わりました。

どんなことが、どんな風に辛いのか?

具体的に考えられるようになりました(個人差があり当たっているかはわかりませんが・・・)。

以前より、人にやさしくできるようになったかもしれません。

いつも笑顔で元気なあの人だって、家に帰れば悩みがあったり、隠している病気があったりするかもしれません。

順調そうに見えるお隣さんだって、長い不妊治療を乗り越えた結果かもしれません。

そういう可能性に思いをはせられるようになったことに関しては、不妊治療の経験はプラスになったと感じています。

 

私は39歳での高齢出産に挑みます。

この奇跡に感謝して、気を抜かず、かつ神経質になりすぎず、残りの妊娠期間を過ごしたいと思います。

マリー
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これまでお読みいただきありがとうございました![/chat ]

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