書評

感想&まとめ!ピーター・セージ著「自分を超える法」【書評】

自分を超える法の書評記事アイキャッチ

こんにちは、ゆとり主婦のマリー(@yutori_shuhu)です。

今回の書評は、ごりっごりの自己啓発本です。

久々に自己啓発本を読みたくなり、購入したのはピーター・セージさんの「自分を超える法」。

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私はビジネスや自己啓発系の本で迷ったら海外の著者の本を選びます。

理由は簡単で、日本語に翻訳され発売されるというハードルを乗り越えた本だから。内容が濃い場合が多いです。

「自分を超える法」も例にもれず、当たりでした!

この本が役立つ人
  • 自分の価値観と向き合いたい人
  • お金を理由にいろんな挑戦をあきらめてきた人
  • 起業したい、自分のビジネスを作りたい人

ちなみに「自分を超える法」は、日本でもヒットしたため図解版も登場していました~。

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ピーター・セージさんはイギリスの起業家

そもそも、著者のピーター・セージさんはどんな人物なのか簡単にご紹介します。

1972年生まれ(現在47歳という計算に)。

イギリスの起業家です。

資金なしの状態から、20社以上も成功させてきた凄腕。

コンサルティングとしての成功ではなく、「事業の実績としての成功」です。

【引用】「自分を超える法」P2

という記載から、自分で立ち上げてきたことがわかります。

具体的にはスポーツジムや、アンチエイジング商品の販売会社などの例が記載されていました。

現在は、宇宙空間で太陽エネルギーを使い発電するプロジェクトに最も力を入れています。

また、コーチや講演家、著者としての側面もお持ちです。

自己啓発の業界で世界で1番といわれるアンソニー・ロビンズ氏の公式トレーナーとして、史上最年少で認定されたということです。

【参照】Who Is Peter Sage?

重要ポイント3つ 「自分を超える法」の感想

私が500ページを超える「自分を超える法」を読んだ中で、最も勉強になったこと、気づいたこと、感動したことを3つにまとめてご紹介します。

1、必要なのはお金ではなくよりよい戦略

読んでいた中で最も私に気づきを与えてくれたのは、「法則2 お金の作り方」というパートです。

起業に興味がない人でも、日常生活で活かせる内容です。

ピーター・セージさんは、さまざまな事例を紹介しながら「必要なのはお金ではなく、よりよい戦略なのだ」と繰り返し教えてくれます。

青空に円マークが浮かんでいる写真

17歳で事業を始めたピーターさんは、その若さゆえに資金がない状態で、誰もお金を貸してくれませんでした。

そこで、アイデアで戦略を作りビジネスを始めてきました。

だから、人から「お金を貸してほしい」と頼まれてもお金は貸さずに「戦略」を授けて成功させます。

その具体例はとても面白いのでぜひ本書を読んでください!(18歳の少年が数時間で30万円のスポンサーをみつけた実話は目からうろこでした)

黒板に書かれたアイデアの文字

お金を理由に挑戦をあきらめてしまいそうになったら、こう考えてみてください。

本当に借金をしないとできないことなのか?

お金がなくてもできる方法は1つもないのか?

そして、脳みそに汗をかくのです。

では「よりよい戦略はどうすれば生み出せるのか?」という疑問がわきますが、ここにヒントがあります。

よりよい戦略を見つける方法は、自分自身に「どうしたらより多くの価値を加えることができるだろうか?」と質問することです。

なぜなら、「お金を得る唯一の方法は何かの価値を生み出し、貢献すること」だからです。

【引用】「自分を超える法」P174

「どうしたらより多くの価値を加えることができるだろうか?」と質問するんです。

私もこの記事を書きながら自問してみました。

「この記事を書くことで、どうしたらより多くの価値を加えることができるのだろうか?」

私は、自分が感動した点を書くことによって本の購入を迷っている人の判断材料にしてもらいたい。

また、すでに読み終わった人にとっては「こういう読み方もあるのか」と違った視点を感じてもらいたい。

そこに価値を感じて読んでもらえるように、自分のフィルターを通して文章を書くことを意識することにしました。

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2、全員が勝者となる方法を考える

次の重要ポイントも「法則2 お金の作り方」のパートからです。

交渉や取引を成功させる大切なポイントは「全員が勝者となる方法を考える」ことです。

まず自分の願望を叶えるために「お金を使わないで、よりよい戦略で実現できないかな」とアイデアをしぼり出すことが必要です。

手のひらの上のひらめきマーク

その際、自分を含めて関わる人全員が得をする、幸せになるアイデアであることが重要です。

そして交渉相手に「提案を断るよりも受けた方が価値が高い」と思わせることで成功します。

本書では、ピーターさんの友人がライバルの花屋を買い取った際の具体例が紹介されていました。

そこでは下記の全員にメリットが生じていました!

  • 花のサプライヤー
  • 花屋を引退する店主
  • お客さん
  • 買い取る本人

この考え方ができるようになると、会社や家庭でも自分の要望と他人の要望、お互いが満たされる戦略がないか考えられるようになると思います。

3、「答えをみつける執着」を手放す

3つ目の重要ポイントは「法則3 リーダーシップを高める」のパートからです。

ビジョンを持つのは大事だとわかっているけれど、見つからない・・・

そんな人へのアドバイスが書かれています。

ピーターさんが起業家のキース・カニングハム氏から聞いたミツバチの話が腑に落ちました。

バラとミツバチ

もし全世界のミツバチが活きる目的を探し始め、仕事をせずに山にこもって瞑想し始めたらどうなるでしょう?

花は咲かず、生態系は崩れてしまいます。

ミツバチにとっては、花粉を運ぶ仕事を毎日精いっぱいこなすだけで、地球規模で考えた時の意味はわからないかもしれません。

でも、実は真の使命が果たされていて、大きな貢献をしているのです。

これが、人間にも当てはまるというのです!

私が言いたいのはこういうことです。

「あなたが日々無意識に、自然体でできていることの中には、実は世界に大きく貢献しているようなことがある」のです。

「完璧なビジョンにこだわるすぎる」と、その執着があなたの才能にフタをしてしまい、それが世に表現されなくなる可能性が高くなります。

【引用】「自分を超える法」P266~267

なんとまあ・・・

自己啓発本が好きな人に多い「自分探し」は無駄だと一刀両断する内容ですね。

ビジョンを得ようと執着するよりも、持って生まれた才能を活かすことが知らないうちに誰かに、社会に、世界に貢献していることがあると。

個別の使命

ピーターさんは「自分のビジョンが何であるか、自然にわかる時が必ずきます」と断言。

本物のビジョンに気づくヒント
  • インスピレーションを感じるものを敏感にキャッチ
  • 個人の枠を超えたものになる
  • 成長と貢献2つのニーズを満たす

本物の使命やビジョンというのは、自分だけの欲求を満たす小さいものではなく、枠を超えて多くの人に貢献するものなんでしょうね。

私はまだ自分の使命に気づいていないようです。

今はミツバチのように自然にできることを活かして続けていきます。

まとめ・感想 「自分を超える法」ピーター・セージ著

私は一時期、自己啓発本にはまってかなりの冊数を読み漁りました。

そのうちに「書いていることって似ているし結局同じだ」と思って読まなくなりました。

最近は湊かなえさんのミステリー小説にはまっていたのですが・・・

久々に読んだガチの自己啓発本。

自分を超える法の本を持つ手

今まで読んだ自己啓発本とは異なる、新たな発見がありました。

何かに挑戦したい時、達成したい時に「お金を使わずにできないか?」と戦略を今一度考えようということです。

お金を理由に旅行に行けない?

気になる習い事もできない?

もしかしたら、意外な方法で実現できるかもしれません。

全員にメリットがある取引を思いついたら、今すぐ行動しましょう!

かくいう私もよりよい戦略を練っているところです。

他にも自分の価値観と向きあう、文章の力を磨くなど人生に欠かせない要素がつまった1冊です。

自分の人生の舵取りを積極的にとりたい人は、具体的な行動に落とし込めるはず!

ぜひピーター・セージさんの情熱を感じてください(^^)/

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