こんにちは、ゆとり主婦のマリー(@yutori_shuhu)です。
突然ですが、「エモい」という言葉を聞いたことはありますか?
「エロい」でも「おもろい」でもなく、「エモい」です。
リアルで聞いたことがなくても、ネット上では見かけますよね。
では、「エモい」ってどういう意味か知っていますか?
これを聞いている時点でもはやオバ〇ン・・・なんですか・・・ね?
私は、いまいちピンとこないまま、これまでテキトーに話を合わせていました(汗)
しかし!
ついに、「これがエモいなのか!?」というのをつかめた気がしたのです!
(この記事は「心のこと」カテゴリでいいのか?は置いておいて進みます!)
アラフォーが「エモい」を初めて聞いた瞬間
5年ほど前でしょうか。
15歳ほど年下の職場の男性が「この曲めっちゃエモいんですけど~」と発言しました。
「エモいんですけど~」
私は意味がわからずに、ポカンとしてしまいました。
他の人が返事をして会話は何事もなく進んでいきました。
後日私は、「エモい」をググっていろんなサイトの解説を読みましたが、腑に落ちません。
それ以来、「エモい」の意味を明確に掴めないまま過ごしてきました。
「エモい」感覚をジャックスカードのCMで掴む!
ところが!
ついに私にも「エモい」と思える瞬間が訪れました!
つい先日、YouTubeのお気に入りを整理していました。
すると、何年も前に登録していたジャックスカードのCMを見つけました。
これですよ。
もう泣きそうですよね?
泣きますよね?
ジャックスカードのCMをおさらい
![カメラの写真](https://shuhu5.com/wp-content/uploads/2019/05/通常記事アイキャッチ-3-300x169.jpg)
そう、由佳と和也の物語ですよ。
ジャックスカードの名作CM。あれ?お忘れですか?
由香は伊藤歩さんが演じています。ドラマで伊藤さんをみると、いまだに「由香だ~」と思ってしまうくらい、このCMはインパクトが強かったです。
和也は村上淳さんが演じています。ひょうひょうとした雰囲気が和也にぴったりでした。
全6話 シリーズのあらすじ「パンとカメラ」
ジャックスカードの由佳と和也シリーズは全6話にわたります。
ストーリーが続いていて、6話をまとめて見ると映画を1本見た後のような感覚になります。
第1話 由香と和也の出会い(タイトルは勝手に自作しています)
![麦畑と青空の写真](https://shuhu5.com/wp-content/uploads/2019/05/49e6694253e8972ea66688486fb3b668_s-300x225.jpg)
畑(小麦かな?)で車が故障してしまい、立ち往生している和也。
時間を持て余し、空に向かってカメラのレンズを向けています。
そこに、農業用トラクターが走ってきます。
和也は「すみません、乗せてもらえませんか?」と呼びかけますが、残念ながらスルーされます。
しかし、過ぎ去るトラクターの荷台には、収穫された小麦(または牧草?)の上に座る由香がいました。(由香はヒッチハイクに成功した模様)
バゲット(フランスパン)を手にした由香は和也に「お腹空いてる?食べる?」と話しかけると、パンを豪快に投げて渡します。
パンを手に、ぽかんとした表情の和也に向かって由香は立ち上がって手を振ります。
「バイバーイ!がんばってね~!」
和也は、由香のその表情を慌ててカメラに収めます。
これがふたりの初めての出会いです。
帰宅した部屋にいる和也は、シャツを着ていて会社員のようです。
部屋にはネクタイが下がっています。
現像された写真に写る由香を見つめる和也。
その頃由香はどこかの店の軒下で雨宿りしていました。
そこで「自分に夢に、嘘はつけない」のナレーションが二人の声で入ります。
第2話 由香と和也の再会
![フランスパンの写真](https://shuhu5.com/wp-content/uploads/2019/05/通常記事アイキャッチ-6-300x169.jpg)
パン屋で働いている由香。お客さんにバゲットを渡します。
「ありがとうございました。焼きたてです。また来てください、どうも」
和也は職場で上司らしき男性に頭を下げていました。
「すみませんでした」
パンを楽しそうにこねる由香。
一方で、外で手短に昼食をとる和也は、パンを缶コーヒーで流しこみます。
夜。ガソリンスタンドでバイクの給油をする和也。
向かった先はパン屋でした。
パン屋のドアが開き、由香が振り向きます。
「いらっしゃいませ。もう終わりなんですけど・・・」
その時、二人同時に互いを指さします(由香はバゲットで)。
「あ!」
照れくさそうに「あれ?」という和也。
由香は変わらず「食べる?」とパンを投げて渡します。ふたりの間に笑いが起きます。
夜の公園。
「何でパン屋なったの?」
ベンチに座って問いかける和也。
「それはね・・・」
滑り台のそばで少しもじもじしている由香。
「それはね・・・」
滑り台を下から登り始めます。
「できたてのパンをたくさんの人に食べてほしいと思ったの」
その時、雪が降り出します。
そこで「自分に夢に、嘘はつけない」のナレーションが入りますが、今回は由香の声量が大きめです。
滑り台のてっぺんで「雪だ!」と喜ぶ由香。
階段から登ってきた和也も、一緒に雪を見て喜びます。
第3話 由香パリ行きを決意
![本屋と洋書の写真](https://shuhu5.com/wp-content/uploads/2019/05/70ce4e20f1f090d38b05804ad5194159_s-300x200.jpg)
ネクタイをしめたままベッドに横たわる和也は、写真の束を天井にむかって投げます。
散らばって落ちてくる写真を不満げな表情で見つめる和也。
写真の活動がうまくいっていないのでしょうか。
一方、由香は誰もいない夜のパン屋でパンをこねています。
そしてフランス語の勉強をしているようです。
変わって、昼間の本屋にふたりはいます。和也は大量の本を抱えています。
「もう少ししたらね、パリに行くんだ」
「えっ?パリ?」
「うん」
「何しに行くの?」
「え?パン焼きに」
あっけにとられる和也。
レジでは「俺が払うよ」と言いますが、由香は「いいって自分で払うから」とカードの回数払いで購入します。
由香がフランスへ行くために使う本だったのです。
外は土砂降りです。
店の軒先で雨宿りするふたり。
「濡れた・・・」自分の前髪を直す由香。
ふたりの間には何かが芽生えています・・・!!!!!
その時、和也が片腕を由香に回して引き寄せます。
左手に由香、右手に由香の本が入った大きな袋を抱える和也は雨空を見つめています。
「自分に夢に、嘘はつけない」のナレーションが二人の声で入ります。
そして、和也の部屋のカメラが一瞬だけ映ります。
第4話 自分の夢に嘘をつく和也
![フィルムの写真](https://shuhu5.com/wp-content/uploads/2019/05/通常記事アイキャッチ-5-300x169.jpg)
カメラを手に、怒った表情の由香。
「フジワラくん、口ばっかりで何もしないじゃん!」
食事中の和也を置いて、部屋から出て行ってしまいます。
取り残された和也は気まずい表情です。
由香はパン屋の工房でパンを抱えたままうずくまっています。
高架下をスーツ姿で歩く和也は冴えない表情です。
その頃、由香はカメラ屋(らしき店)にいました。
レジに向かって大量の黄色い何かが入ったかごを持ってきます。
「これ全部」
かごの中身は、フィルムでした。
満足そうな由香。
和也が帰宅すると、部屋の前には段ボールが置いてありました。
開封すると大量のフィルムと、「Shoot!(ショット)」と書かれたメッセージが。
フィルムを見つめて決意する和也。
そしてパンを熱心にこねる由香。店先に出ると、月明かりの下で和也のことを想います。
ここで、「自分に夢に、嘘はつけない」のナレーションです。
第5話 由香の旅立ち
![スーツケースをひく女性](https://shuhu5.com/wp-content/uploads/2019/05/4f93e31abba9d161dd6269c0e9a1928d_s-300x200.jpg)
片付いたアパートの一室で窓に向かって仁王たちの由香。
右手にはスーツケース、背中にはバケット。
旅立ちの時です。
自分の部屋でカメラを手に横たわっている和也は、居てもたってもいられずに飛び起きる。
元々、見送る気がなかったんでしょうね。意地を張っていたのかな?
航空券を買う由香。
「パリまで。帰りはオープンで」
スーツケースを引きながら坂道をぐいぐい歩いていきます。
そこに、和也が走ってきて叫びます。
「由香!」
立ち止まった由香は振り返ります。
クライマックスです!!!!
和也は両手を口に当てて「胸張っていけよ!」とエールを贈ります。
うなずく由香。
笑顔の和也。
由香は背中のリュックからバゲットを取り出すと
「行ってきます!」と言いながら和也に投げてよこします。
青空をくるくると舞うバゲット。
由香は片手を握りこぶしにして高々と突き上げます。
バゲットをキャッチした和也は、両手でバゲットをもって頭上にかかげます。
手を振り、悲しみを抑えるかのような表情で突き進む由香。
それを見送る寂し気な和也。
そこで「自分に夢に、嘘はつけない」のナレーションです。
第6話 カメラの道に進む和也の心には、いつも由香が
![カメラマンのシルエット](https://shuhu5.com/wp-content/uploads/2019/05/通常記事アイキャッチ-4-300x169.jpg)
楽しそうに老夫婦のポートレイトを撮る和也。
ポケットがたくさんついたベストを着ていて、カメラマンのようです。
会社は辞めたんでしょうか。
「こんにちは」
地元の人に挨拶をしながらバイクで駆け抜けます。
道は、石垣に囲まれていて、沖縄のようです。
バイクのかごにはバゲットが。
夕日がきれいに見える高台にやってきました。
真っ赤な夕日に向けてシャッターを切っていると、後ろから声がします。
「フジワラくん!」
驚いて振り向くと、真っ白なノースリーブのワンピースを着た由香が笑って立っています。
「由香!なんだよ、帰って来てたのかよ」
はしゃぐ和也。遠くの島を指さしながら
「あの島さ、昨日来た時・・・」
と由香の方を見ると
「あれ・・・?」
その姿は消えて青草が風になびいているだけでした。
たたずむ和也。
呆然としていると
「頑張ってね!バイバイ!」
また手を振る由香の姿が見えたのでした。
そしてシリーズ最後の「自分に夢に、嘘はつけない」。
最後は和也の声も大きめになってナレーションが入ります。
草の上に置かれたカメラ。
ラストは、ふたりで手をつなぐモノクロの映像です。
せ、せつない!
和也は、由香に会いたくて、会いたくて、きっと幻覚を見ているのです。
カメラの道に進んで生き生きとしているけれど、どこか寂し気です。
番外編 別会社のCMで続編?いや違うね!
![スーツケースをひく女性](https://shuhu5.com/wp-content/uploads/2019/05/fc89982d3ae97c36757fdf036c4293db_s-200x300.jpg)
実は、このジャックスカードのCMのあと、続編と思われるCMが流れました。
エースの「プロテカ」というスーツケースのCMです。
カメラを首から下げた和也と、スーツケースを持って空港らしき場所で待つ由香。
東南アジアの混とんとした街の中を和也は時間に遅れまいと、一生懸命走り抜けます。
出会った二人は抱きしめあい、手をつないで街へ歩いていきます。
再会できてよかったね、めでたしめでたし・・・じゃなーい!
このCM、やっぱり和也と由香じゃない気がするんですよ。
不安げに待つ様子、現地の人の呼び込みにちょっとおびえた表情、これ由香じゃありえません。
強くてはきはきしている由香が、フランスで修業したらもっと強くなっているはず。
和也が来るまで心細く待っているなんて、由香じゃないでしょ!
しかも、「どこ行こうか?」の問いかけに「どこでも」なんて言わないでしょ!
和也に手を引かれてウフフッてしなだれてついていくキャラではない。
ちょっと、残念でした。
寄せて話題作りするなら、再会した第一声で由香に「食べる?」と言わせて、バゲットを和也に食べさせるしかないでしょう。
まあ、違う会社のCMなんだから仕方ないんですが、あの由香だったら、ジャックスカード似せないでほしかったなあ~。
BGMは山下達郎さんの「蒼氓」
音楽がね、また泣かせるんですよ。
山下達郎さんの「蒼氓」なんです。
この曲、イントロ流れただけで「エモい」です。
後輩くんが「エモい」を使った時の曲が「蒼氓」だったら、私は一発で感覚を掴めたでしょう。
キャッチコピーは「自分に夢に、嘘はつけない」
キャッチコピーが1番泣かせます。
「自分に夢に、嘘はつけない」。
いや~、問いかけますよね。
自分に問いかけますよ。
嘘ついていないか?
自分、嘘ついてないか?
嘘、ついていますね~。
本当は夢を持っているのかって?
まだ秘密です・・・!!!
ジャックスカードのCMはエモい!
あらすじでかなり長くなってしましました。
とにかく、ジャックスカードのCMを見ると、自分の青春時代と重なり、速攻で泣きそうになるんです。
せつない。
懐かしい。
胸が苦しい。
キュンキュンする。
失われたものの良さがわかる。
好きなものが永遠でない感じ。
あれ?もしかしてこれが「エモい」ってやつなのでは!?
エモい!
エモい!
エモい!
確かにこの感覚に「エモい」という文字はピッタリな気がする!
会社員時代、20代の後輩が使っていた言葉。
5年越しで、腑に落ちたのでしたー!
まとめ エモいものを見つけたい
エモい感覚がつかめたところで、これからどんどんエモいものを探していきたいと思いました。
そうだ、伊藤歩さんなら、この作品もエモいじゃないですか?
伊藤歩×エモい=スワロウテイル(Charaさんが歌うテーマ曲で有名な映画です)
私が初めて映画館に行って、映画を観た記念すべき作品です!
![映画館の座席とスクリーンの写真](https://shuhu5.com/wp-content/uploads/2019/05/9240f251506e91035683455c3f84dd43_s-300x225.jpg)
中学1年生だったかな…?
同級生に誘われて、2人で汽車で1時間かけて街に出ました。
暗い映画館。スワロウテイルの作品自体もけっこう暗くて、グロい映像もあったので怖かったのを覚えています。
あと、映画館の椅子が固くてお尻が痛かったですね(笑)
そんな思い出もよみがえってくるかなりエモい映画です!
そもそも、すでにエモいものはたくさんあったんでしょうが、言葉として「これがエモい」と定義する機会がなかったんですよね。
年齢とともに自分の感性や感覚が鈍感になっていかないように、エモいに敏感になっていこうと思うアラフォーでした!