こんにちは、ゆとり主婦のマリー(@yutori_shuhu)です。
引き続き、うつ病体験記です。3記事目になります。
今回はセカンドオピニオンを受けることになった経緯について書きます。
私は、うつ病がきっかけでフルタイムの仕事を離れた経験があります。
その体験をシェアして、同じ境遇の方やうつ病を患っているご家族がいる方のお役に立てればうれしいです。
Contents
うつ病でセカンドオピニオンを受けた経緯
私は、セカンドオピニオンを受けた病院に転院し、徐々に薬を減らして転院後3~4か月で回復した経験があります。
そのため、私自身はセカンドオピニオンは受けた方がいいというスタンスです。
まずは、私がセカンドオピニオンを受診した詳しい経緯についてお伝えします。
うつ病で脳が委縮!?衝撃の診断から5か月間

初診で「脳が委縮している」という衝撃の診断を受けてから5か月間、その病院に通い続けていました。
薬は常時4種類ほどで、症状がよくならないと2~3週間で薬の種類が変更になりました。
コロコロ変わるので、どれが効いたか効いていなかったか、自分では把握できない状況になりました。
スパンが短すぎて、医師も把握できていなかったのではないかと思います。
場合によっては副作用で興奮状態になり、朝3時に目覚めるという期間もありました。
また、吐き気やめまいで立ち上がれないほどの副作用があった薬もあります。
ある薬を飲んでから、ますます体重が増えていき、みるみるうちに10キロ近くも太りました。
その反面、効いている薬もあったのか、離職が決まって精神的なストレスが減ったからなのかわかりませんが、抑うつ状態は少しずつ軽くなっていきました。
ただ、症状も落ち着き5カ月以上も経っているのに、投薬の量は変わりませんでした。
どのタイミングで減らしていくのか不安になって医師に相談しても「重いうつ病なので数年単位で長い治療になる」と言われ、ますます不安になっていきました。
うつ病を心配する母からセカンドオピニオンの勧め
実家の家族には、うつ病になったことを打ち明けていました。
実家に帰ると、母親は「セカンドオピニオンを受けた方がいいんじゃない?」と言うようになりました。
私の表情がだいぶ明るくなってきたのに、いまだに多量の薬を飲み続けていることを心配していたのです
また、周りに心療内科にかかっていた知人がいて「病院を変えたらスムーズに治った」と聞いたようです。
そもそも医師や病院との相性もありますし、私もそれは一理あると思いました。
ただ、新しく病院を開拓することがおっくうで、そのうち行ってみようと軽く考えて流してしました。
第3者からセカンドオピニオンの勧め
仕事上のクライエントに、自分の状況について話さざるをえない機会がありました。
それは、仕事を依頼された時。
「自分はうつ病で、もし悪化すれば完遂できない可能性があるけれどそれでも依頼したいか?」を確認するためでした。
すると、そのクライエントもメンタルクリニックに通っていることがわかりました。
(自分が打ち明け出すと、実は周囲にはメンタルの病気がある人や経験者がけっこういるということがわかります)
そして、私の通院先と、脳が委縮しているという診断結果を知ると、顔色が変わりました。
「あの病院、すぐに脳が委縮しているって言うのよ。評判悪いのよ」
え?なんのこと?
一瞬頭が真っ白になりました。
なんと、そのクライエントの知人が、私と同じ病院で同じような診断を受けたといいます。
しかも、同じ手法で若い人の脳のCTスキャンを見ながら説明を受けたそうです。
クライエントの知人は、不安になって他の病院に行くと、脳の萎縮は見られないと診断されたということです。
私は、クライエントから転院するように勧められました。
私は、そのクライエントが通っているメンタルクリニックを教えてもらい、すぐに電話で予約をいれました。
病院を選ぶときは、地元の人の口コミが大事です。
私は、ネットだけを判断材料にして後悔しました。
信頼できる人に相談して、情報を1つでも多く集めて判断できるといいです。
母には「セカンドオピニオンを受けることにした」と伝えると、とても喜んでいたのを覚えています。
後の記事で詳しく書きますが、セカンドオピニオンを受けた病院にお世話になることにしました。
その病院ではMRIの検査もした上で「脳の萎縮は見られない」と診断されました。
医師いわく「そもそもCTだけで、そんな重要な診断をすること事態おかしいね」とのことでした。
また、処方されていた薬に関しても「かなりエキセントリックな薬使っていたんだね」と驚かれました。
この病院に歯、私が最初に通った病院から移ってくる患者さんが多いそうです。
地域の医師たちの間でも「なんとかしなければならない」と問題視されていた病院だったのです。怖いです・・・
まとめ セカンドオピニオンを受けてみよう
セカンドオピニオンは、今回の私のように評判が怪しい病院でなかったとしても、おすすめします。
「うつ状態でいい判断ができない時」にとりあえず行った病院に、通い続けることが正解かどうかはわかりません。
また、同じような症状であっても、医師によって診断や治療方法が異なることがあります。
自分に合っているかどうか、治療の進め方や医師の説明の仕方、病院の仕組みなど、相性があると思います。
- 治療方法の可能性をさぐる
- 医師や病院との相性を見極める
- 今まで以上に安心して既存の病院に通院できる
セカンドオピニオンは、心理的にも肉体的にもハードルは高いですが、受ける価値がありますので一度検討してみてはいかがでしょうか。
次回はセカンドオピニンを受けるための手続きについて書いてみようと思います。